磁石の解説です。
日本は世界をリードする磁石国家です。
その歴史は古く、1914年に従来の磁石に比べ3倍程度強力なKS磁石鋼を 日本人の本多幸太郎が開発。 KS磁石鋼とは、鉄,炭素,コバルト,クロムタングステンを混ぜた磁石鋼です。
その後、1931年に三島徳七によりKS磁石鋼よりも更に強力な MK磁石鋼を開発。MK磁石鋼は、鉄,ニッケル,アルミニウムからなる磁石鋼です。
同期時期に加藤与五郎と武井武がOP磁石を発明。 OP磁石は鉄、コバルト混合酸化物を原料とし後のフェライト磁石に繋がります。 *フェライト磁石は1952年にオランダの企業で発明。
ですが、1960年に米空軍研究で開発されたサマコバ磁石が登場した事で 世界をリードしていた日本の磁石国家のポジションが崩れたのです。
しかし、1984年に佐川眞人によってネオジム磁石が開発された事で、 日本は再び世界をリードする磁石国家に返り咲いたのです。
この様に実は日本と磁石は古い歴史の関係があるのです。
お電話、メールでのご質問も承っております。 下記までご連絡下さい。 御見積り依頼はこちらからも可能です。
お問い合わせはこちら: お問合せ | 株式会社 相模化学金属 (sagami-magnet.co.jp) TEL:042-773-2626