サマコバ磁石のご案内 2020/2/4 2024/9/26 サマコバ磁力は強力ながら、錆にも高温にも強いのが特長です!サマコバ磁石はネオジム磁石に次ぐ磁気エネルギー積を持ち、且つ防錆処理なしでも耐食性は高く、温度特性も優れた高温に強い希土類磁石です。主にサマリウム(Sm)・コバルト(Co)で構成される焼結製品で、1-5系及び2-17系のニ材質があります。1-5系は高い保磁力Hcjを有しながら着磁が容易で、磁力調整がし易い磁石です。また温度変化にも比較的安定した性能を示します。2-17系は高い 磁力を有し、磁気特性の温度安定性も格段に優れています。サマコバ磁石は、機械的な強度が比較的低いため欠け、割れにに対する扱いに気をつける必要があります。 サマコバ磁石 特性データ(材質特性データ) ※以下の製品データは参考例です サマコバ磁石 材質名 残留磁束密度(Br) 保磁力(Hcb) 保磁力(Hcj) 最大エネルギー積((BH)max) KGs T kOe kA/m kOe kA/m MGOe kJ/m3 SF20 1-5系 ≧9.0 ≧0.90 ≧8.5 ≧676 ≧15 ≧1194 19~21 150~167 SF24 2-17系 ≧9.5 ≧0.95 ≧8.7 ≧692 ≧18 ≧1433 22~24 175~191 SF26 2-17系 ≧10.2 ≧1.02 ≧9.4 ≧748 ≧18 ≧1433 24~26 191~215 SF28 2-17系 ≧10.3 ≧1.03 ≧9.5 ≧756 ≧18 ≧1433 26~28 205~220 SF30 2-17系 ≧10.8 ≧1.08 ≧9.9 ≧788 ≧18 ≧1433 28~30 220~240 サマコバ磁石 特性分布(特性MAP) サマコバ磁石 減磁曲線グラフ サマコバ磁石 物理特性 温度係数密度キューリー温度ヴィッカーズ*使用温度 (20℃~Tw)(D)(Tc)硬度(HV)(℃) –%/℃g/m3℃ シリーズ名製品名αBrαH Sm1Co5系SF200.050.38.3750450~500250Sm2Co17系SF240.0250.28.4800550~600300 SF250.030.28.4800550~600300 SF280.0350.28.4800550~600300 SF300.0350.28.4800550~600300 サマコバ磁石 製造プロセス 1. 配 合 2. 溶 解 3. 微粉砕 4. 磁場中成型 5. 焼結・熱処理 6. 加 工 7. 着 磁 1. 各原料を配合します。2. 配合された原料を高温で溶解し、合金を作成します。3. 合金を微粉末にします。4. 微粉末をプレスする際、磁界を加え磁化方向を揃えた成形粉末品を作ります。5. 約1200℃で焼結後、約1000℃で熱処理し、磁気特性を高めます。6. 製作された磁石母材を加工し、製品形状に仕上げます。7. 磁界を与え、磁力を持った磁石となります。8.上記の工程を行いサマコバ磁石が完成します。 株式会社相模化学金属 総合カタログ ダウンロード お問合せ フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。 恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。 本日の原材料価格 【12-13】 2024/12/13 [元/kg] プラセオネオジ(Pr-Nd) 502.5 ジスプロシウム(Dy) 2105 テルビウム(Tb) 7150 プラセオネオジ(Pr-Nd) 原材料価格について前日比 プラセオネオジ(Pr-Nd)-0.5% となっています。 【「原材料価格」一覧 】
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